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BFの考えをまとめたくて書くブログ

まとまり切らないけど、とりあえず思い立ったこと

アンドレ・ソロンコとクニモンド瀧口さんからヒントを得て。

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アンドレ・ソロンコ「ポラロイド」の解説をしているクニモンド瀧口さんの評から、エディ・ラス、ロニー・リストン・スミスや、アジムスといった名前が出てくる。ただ何となく、「おっ、流線形の人だ。」と広げたライナーノーツに鍵盤楽器ジャズ・ファンク最盛期の中枢アーティストたち。70年代のジャズファンク、としての角度からアンドレ・ソロンコを聴いたときに、彼の音楽性、アプローチ、音楽への愛情みたいなものを感じるわけだけど、正直、僕はエフェクター云々、楽器云々といった知識に専ら弱い上、演奏に対する経験も遊びの上でしかない。それでも瀧口さんの評を読み進めていくうちに、とても自分の中で安堵感というか、自分の聴く音楽を選別していく行為の方向が間違っていなかったことにちょっと嬉しくなった。いや、かなりかな。
ジャズに始まり、ファンクに流れ、レア・グルーヴという、一つのカテゴリを知って、おかげで幅広い音楽を聴くことができた。ジャズから派生し、民族音楽、ディスコ、AOR…元々、村上春樹氏のジャズや音楽に対する考えに影響されている自分としては、どこか偏った考えになってしまっているなーと詰まったものを抱いていたけれど、流線形やクニモンド瀧口さんが軸とする《良い音楽は時代性をもちつつ、流行を超える》という概念はとても親近感を持つと同時に感銘を受けていて、その言葉は僕が通過してきた有名どころからちょっとマイナーなかつての旧譜、および現代のアーティストに至るまでの音楽を見事に結びつけてくれている。特にその存在として、今回の評を手にしてから、アンドレ・ソロンコが真ん中にいると感じている。流線形には申し訳ないけれど(笑)。彼の「I RECALL」を初めて耳にした時、背筋が正されて無心で聴き入ったことを覚えているし、また解説の中、クニモンド瀧口さんは感覚としてサミュエル・パーディーやロマン・アンドレンの名前を挙げ、質感が似ていると述べていて、それはまさしく僕が去年あたりからタイムリーに魅了されて聴いていたアーティストで、気持ちが尚更高まってしまった。ライナーノーツに釘付け(笑)。何だか僕も少しずつ音楽を通して成長しているような気がして、節約せずに事典を貪りながら散財してきた甲斐があったなあ、と…。そういった思いで長々と文章として考えをまとめたくなった訳になる。だからこそ、これからも同じ類の音楽をずっと聴いて行きたいし、その類が広すぎる故、まだまだ自分の触れた域が一部だと思うとすごく幸せに思えた。
何より、アンドレ・ソロンコは現行のミュージシャンであり、もう3、4年前から評価されている訳だけど、こうして現時代性の真っ只中に手にすることができたのは、とても意義がある気がして…

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ちなみに2ndの「ポラロイド」に加え、1stで音楽ファンを虜にした「ウ・エチュ・マントゥノン?」にしても、どうしてもドライブで聴きたかったので今回はLPは諦めてCDを購入。ライターさんが背表紙に綴る、''スカンジナヴィアン・メロウ・グルーヴ''と称される音楽が他にどれだけあるのか知らないけれど、本当に最高の作品、少なくとも僕はもちろん、多くのAOR、シティポップ、レア・グルーヴファンはそう思っているはずだ。